胎児と宇宙飛行士
5月12日には東京工芸大学で写真と出版に関連するテーマで特別講義をさせて頂いたり、また5月16日にはRICOH RING CUBEのワークショップ「モテる写真」で、写真集に関するお話をする機会が続いたこともあったりするので、twitterでも電子書籍に絡む話題をフォローすることが多かったりします。出版産業に少しながら関与する者としては、Google Editionsなどの展開も興味深いところではあります。
写真史という研究分野の片隅に身を置いてきた立場としてみれば、Google Booksでパブリックドメイン化されているグラフ雑誌「ライフ」のバックナンバーのデータは、雑誌というメディアの歴史を知り、伝える素材として重要なものです。もちろん、実際の印刷物に触れて、その大きさや手触りを実感するのが一番良いのですが。
写真家、主題、編集方法など、さまざまな切り口からバックナンバーを拾って見ていくと、興味深い発見があります。以前にも何かの本で指摘されていたように思うのですが、1965年に掲載された2つの記事が、内容、編集方法という点で比較して見ると、非常に印象深い。
一つは1965年4月30日号に掲載された、スウェーデンの写真家、レナート・ニルソンが内視鏡を使って撮影した胎児の生育過程を追ったDrama of Life Before Birth



公共化された資料を素材にして、いくつかの軸を設けながら、写真、フォトジャーナリズムの歴史を解説するレクチャーや、文章の執筆を考えてもいいのかも、と思っています。
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