イタリアのcontrasto booksから出版されているFOTO:BOXという本を翻訳させて頂くことになりました。現在刊行されているのはイタリア語版ですが、頂いているテキストは英語。振り返れば、最初に共訳で2001年に出版させて頂いた『写真のキーワード 技術・表現・歴史』以来、訳者として名前が出る仕事は5冊目、ということになります(それ以外に、部分的に関わっているものもありますが。。)。これまでに写真にかかわる仕事を続けて来られたのは、翻訳するという立ち位置を時折頂くことができたからなのかも、と思っています。
翻訳者は黒子のような立ち位置の仕事で、私が介在することで本を手に取って、写真家のことや作品のことに興味を持つ人が少しでも増えれば嬉しい。
FOTO:BOXというタイトルのとおり、箱のような佇まい。厚さは5センチ弱。ページが開く側が、マグネットで軽く閉じられるようになっています。テーマごとに選ばれた写真が見開きの右側のページに、左側のページにはその作品の解説と写真家の略歴が掲載されているという構成。パラパラと文章を読むと、作品の背景解説にとどまらない、見方、味わい方の指南も含まれている文章もあって、良いなと。
作品総数は250点余り。選ばれているのは19世紀半ばから現在にいたるまで幅広いのですが、いわゆる西欧社会の写真史文脈の巨匠達のよく知られている作品とイタリアの写真家の作品が多い。せっかく今編集して作るのなら、アジア、アフリカ圏の作家も入ってきたら尚良いのに、ね。
ベッドの上に置いて撮ってます。奥のクッションのせいで若干大きく見えるけれど、実際はB5変形程度とそんなに大きくはないけれど、ずっしりと重い。

