くくのち学舎で開講された折形講座(3)心の折形、結びかたに 参加して、水引の結び方やその意味を教えて頂く。この講座には昨年も一度参加させて頂いたことがあった。折形デザイン研究所の山口さんのお話を聴いて、折形の成り立ちや、歴史的背景、考え方などを学びながら実際に手を動していくので、知識とともに触覚的に体得できることが多い。
両輪(もろわな)結び、結び切り、あわじ結び、といった結び方が、贈る物や贈り物を受け取る側本位の方法として成り立っていること、「むすび」という言葉が「むすこ」や「むすめ」とつながっていること(男女の結びの先にあるものとして)など。
私は蝶結びも苦手なのだけど(なぜかいつも縦結びになってしまうという体たらく)、和紙や水引の感触を味わいながら、人に差し上げるようにものを包む方法ということを学ぶことは、気持ちにかたちをあたえる術を知る、ということでもあるのだなと腑に落ちる。
すでに折線のついた折形の紙を頂いて、折り曲げていくと、小さな家のような形の箱状のものができあがる。切り込みも入れず、接着もしないのに端正な立体になるのがすばらしい。中に和三盆のお干菓子「三かく四かく」を一つ入れ、紅白の水引一本で両輪結びをほどこすと、小さな贈り物の完成。
二人静にも似たこのお干菓子、舌の上ですぐにさらりと溶けていく。一度自分の手で包んで結んだものを、解いて口の中に入れると、自分の体もまた何かを包み、解かれる紙の器に近しいものかもしれないとも思う。












