近頃家電量販店などに行くと、デジタル・フォト・フレームのコーナーが異様に広いと感じることが多いです。世の中の人はそんなに自分が撮った写真を飾ってみたい、という欲望を持っているのかしらと、半ば訝しい。
なんぼでも撮れてどこにいる人にもすぐに見せられる,というインフラが整ってしまった分、撮ってしまった写真が自分の手元にあるということを持て余してしまう。その写真の行き場を、プリントという物質に転換するのではなく、嵌めるフレームをあてがうことでかりそめに与えてやる、ということなのか。だから、画面に映し出される画像よりも、フレームが飾りたいものとしてのモノ感を備えていて欲しいという方向に気持ちが傾くのかもしれない。
Parrot Photo ViewerのMartin Szekelyというデザイナーの製品は、画像を映さない時は鏡になるとのこと。製品紹介の画像が、Uta BarthWの作品を彷彿させる。Andre Putmanというデザイナーの製品紹介の画像はPaul OuterbridgeWの作品Ide Collarを思わせる。いわゆるアートの文脈のなかの写真のありようを周到におさえた商品開発、宣伝展開。ようできてる。
フランスの巨匠デザイナー2人が手がけた「デジタルフォトフレーム」











